[2017年06月21日]

雹晴れて豁然とある山河かな

村上鬼城(1865~1938)

雹(ひよう)が夏の季語。氷雨も同意の季語です。
雹は、夏の積乱雲からにわかに降ってくる球状の氷の塊で、雷雨を伴うこともありますね。雲の中を落花して、大気中で冷えた水滴が凍ったもので、豆粒ぐらいから拳大の大きさになるものもあって、屋根瓦やトタン板に当たってすさまじい音を立てます。4月から6月にかけて降ることが多く、気温の高い真夏は少なくなります。家畜や農作物に影響をもたらすことも多くありますね。
この句のように、雹が降りやめば、嘘のように晴れ上がり、眼前には晴れ上がって緑鮮やかな山河が開けています。「豁然(かつぜん)には、混迷から解放されたすがすがしいという意味があり、そのような光景が広がっています。作者は群馬県の高崎に住んでいました。
今日は、夏至。我が家では、ベランダから見える富士山の右端に太陽が沈みます。
作者むらかみ・きじょうの紹介は、2005年2月2日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・今日の横須賀は雨。梅雨らしい天気。今年は空梅雨のようですが、降るとなると豪雨になるのが気がかりですね。

投稿者 m-staff : 2017年06月21日 09:46

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