[2017年07月04日]

幻もあるべし梅雨の蝶殖えぬ

相生垣瓜人(1898~1985)

梅雨の蝶が夏の季語。
昔から、梅雨のころを「悪月」「毒月」と言って、嫌がったそうです。そこでありそうもない話をとり出して遊ぶことになりますね。
この句では、梅雨時のうっとうしさを逆転する、幻の蝶まで現実の世界の中に引き込み、数に入れようとします。これは中国の「荘子」にあるような話で、その諧謔性に魅かれますね。実際に、梅雨の晴れ間に散歩をしていると白い蝶の数が殖えたような錯覚を覚えたりしました。
今日は、アメリカ合衆国の独立記念日。次男のところの長男も同じ誕生日で11歳。ところでアメリカの独立記念日の大リーグは、いつも華やかに祝いますが、今年は変な大統領のおかげでほろ苦そうですね。
作者あいおいがき・かじんの紹介は、2005年6月19日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・台風3号は長崎市あたりに上陸して、5日の0時ごろには関東にやってきそうな勢い。梅雨前線と台風が絡めば大きな被害になります。雨による土砂災害に注意が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2017年07月04日 09:08

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