[2017年08月03日]

ゆふべ見し人また端居してゐたり

前田普羅(1884~1954)

端居(はしい)が夏の季語。夕端居も同意の季語です。
端居とは、夏の夕方に、涼しさを求めて縁側などでくつろぐことを言います。大きな意味で納涼になりますが、端居は家の中の、端近くに居ることを言います。忙しい一日を終えた安らぎの中の一こまですね。和歌では泉や月それに蛍などを配して一人静かに夕景色を味わうこととされています。俳諧では、浴衣、団扇、蚊取り線香などが配されて、生活感覚の溢れた取り合わせとなっています。
この句は、どのような人が端居をしているのかとても興味がわきます。同じ場所にずっと同じ人が居るというだけで推理小説の一場面のようですね。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・台風5号は迷走して西の方へ行きました。しかし、また戻ってくるかもしれません。いつの間にか台風11号が発生して太平洋上を北上しています。今年は台風の多い年になりそうですね。

投稿者 m-staff : 2017年08月03日 09:23

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