[2017年08月06日]

全能母に縋れど天燃え原爆忌

中村草田男(1901~83)

原爆忌が夏の季語。原爆の日、広島忌、長崎忌も同意の季語です。
1945(昭和20)年8月6日、広島市に、続いて9日に長崎市に、原子爆弾が投下され、広島では30万人以上が殺傷されました。生き延びた人々も放射能による原爆病が次第に表れて、以後現在に至るまで死者が続いています。これらによって太平洋戦争は終結しましたが、原爆投下という人類最悪の歴史は最大の汚点として永遠に残りました。この日には犠牲者の霊を慰め、過ちを繰り返さぬ誓いを全世界に宣言する行事が行われます。
この句の作者はキリスト教徒。そこで全能母というマリアの姿を思い浮かべて、天の神に縋(すが)ってもどうしてこのようなことが起きるのか慨嘆しています。
作者なかむら・くさたおの紹介は、2005年1月23日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・ロンドンで行われている世界陸上の男子100メートル準決勝で、サニブラウン、ケンブリッジ、多田の3選手は敗退。期待していたサニブラウンは、プレッシャーに負けました。200メートルで頑張ってください。まだ18歳、必ず良い選手になります。

投稿者 m-staff : 2017年08月06日 09:24

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