[2017年08月16日]

我を遂に癩の踊の輪に投ず

平畑静塔(1905~97)

踊の輪が秋の季語。踊、盆踊、阿波踊、踊子、踊唄、踊太鼓、踊笠、音頭取、踊櫓なども同意の季語です。
踊は、盆踊りの略語。盂蘭盆会の時に催されます。私の住んでいる武町内会の盆踊りは、12,13、日に富士見小学校で開催されました。
この句は、戦後まもなくに、瀬戸内海の長島にある癩(らい)の「愛生園」を訪ねた時に作られました。ですから踊櫓の周りをそろいの浴衣の男女が楽しく演ずる盆踊りとは違った印象があったのでしょう。ハンセン病患者が日ごろの苦しみを忘れて踊る姿に感動して、作者も思わずその中に割り込んで踊ったのでしょうね。
作者は医者であり、カソリック信者です。
今日は、月遅れ盆の送り火。同じく、京都、箱根の大文字。
作者ひらはた・せいとう紹介は、2005年4月7日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・甲子園にお日様が戻ってきました。好試合が予想されます。横須賀は11日から天気が悪く曇ったり、降ったりの日が続いています。

投稿者 m-staff : 2017年08月16日 09:21

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