[2017年08月17日]

重なりて木の暮れてをり藤袴

永田耕一郎(1918~2006)

藤袴(ふじばかま)が秋の季語。蘭草、香草も同意の季語です。
近くの西公園の大きな欅のそばにひっそりと咲いていました。
キク科の多年草。奈良時代に中国から渡来。関東以西の河原や土手に自生していて秋の七草のひとつ。1メートルほどの茎の上に淡紅色や紫色の花が箒状に群がって咲きます。鋸葉があって三つに裂けた葉は茎とともに赤みを帯び、かぐわしい匂いがしますね。香草、蘭草とも言います。花の色と姿から藤袴の名前があります。漢名の香草は、茎を乾かすと香りを発することに基づいています。最近は切り花用によく栽培されていますね。
この句は、重なって「木の暮」という表現が新鮮ですね。平凡な花ですが、どこか心に魅かれます。
ちなみに秋の七草は、萩、芒、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗を言います。
作者ながた・こういちろうの紹介は、2012年2月6日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・テニス男子の錦織選手が右手首を痛め、今シーズンの残りすべての大会を欠場することになりました。残念ですが、完全に治るまで無理をしないで治療に専念してまた元気な姿を見せてください。

投稿者 m-staff : 2017年08月17日 09:18

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