[2017年09月21日]

こほろぎや塗師の紙帳の暗き裾

幸田露伴(1867~1947)

こほろぎが秋の季語。ちちろ虫、ちちろ、つづれさせなども同意の季語です。
秋に鳴く虫の中で最も人家に近く鳴くのはこおろぎで、立秋から晩秋まで鳴いています。我が国では10数種類いますね。大形のえんまこおろぎはコロコロ、コロコロと鳴き、つづれさせこおろぎはリーリー、おかめこおろぎやみつかどこおろぎはチ、チ、チと鳴きます。秋の夜更けに草むらの中で鳴いているのを聞くといかにも風情があって哀れな印象がありますね。
この句の「塗師(ぬし)」は、漆細工や漆器を作る人。「紙帳(しちょう)」は紙製の蚊帳(かや)」のこと。漆細工をする塗師の蚊帳の裾でこおろぎが鳴いていると詠っています。
作者こうだ・ろはんの紹介は、2005年11月6日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・国連総会でのトランプ演説、それを聴く北朝鮮の国連代表。珍妙な光景をカメラがとらえていましたね。ボタンを押し違えばとんでもないことが起きます。冷静に話し合うことしかありません。

投稿者 m-staff : 2017年09月21日 09:28

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