[2017年10月14日]

これからぞとも余命とも霧煌めく

篠田悌二郎(1899~1986)

霧が秋の季語。朝霧、夕霧、夜霧、山霧、川霧、濃霧、狭霧、霧笛なども同意の季語です。
古くは、春と秋がともに霞とも霧とも言いましたが、平安時代以降になると、春立つを霞、秋立つを霧と呼ぶようになりました。
この句の「余命」には「余命いくばくもなし」などと表現されて、多分にあきらめの気持ちが込められています。また、「これからぞ」とは、期待感に溢ふれる言葉。つねに人間は、希望と失望のはざまで揺れ動きながら生きていますね。霧は視界を悪くしますが、それゆえに見たくないものを隠してくれます。「霧煌(きら)めく」とは光り輝くこと。
今日は、鉄道の日。
作者しのだ・ていじろうの紹介は、2005年7月26日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・ヤンキースの田中将大投手が強敵アストロズと対戦しています。日本のプロ野球のクライマックスシリーズが始まり、楽天と西武、DeNAと阪神が対戦します。天候が心配ですね。

投稿者 m-staff : 2017年10月14日 09:39

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