[2017年10月24日]

松島や日暮れて松の冷まじき

岸田稚魚(1918~88)

冷まじきが秋の季語。秋すさぶも同意の季語です。
秋の深まるころの寒さを言います。本来の語は、「荒ぶ」や「すさむ」ですが、そこには勢いのままに流れて衰える意味があります。時期外れ、興ざめのことを指していました。鎌倉時代には予期せぬ寒さや冷たさ、例えば隙間風の寒さ、杯に残った冷たさなどに用いられてきました。これが現在では、秋気凄冷を表現するようになりました。
この句では、松島に日が暮れて松の姿が冷まじいと詠っています。
思い出すのは、2011年の東日本大震災以降、6年半が経過しても仮設住宅に暮らしている皆さんは、約19,000人もいるようですね。選挙で安倍首相の続投と言っても何か虚しい気持ちがします。あの松島も復興してきてはいますが、心に残った傷跡の癒える日はありません。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・日本のプロ野球のプレイオフで気になるのは、早い回にランナーが出ると必ずバントをすること。特にクライマックスシリーズでの試合はそれが顕著に表れていますね。アメリカのプレイオフでは、そのようなことはほとんどありません。日本の野球は高校野球並みでしょうか。

投稿者 m-staff : 2017年10月24日 09:38

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