[2017年11月22日]

傘の上は月夜のしぐれかな

黒柳召波(1727~71)

しぐれ(時雨)が冬の季語。時雨るる、朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、北時雨、横時雨、片時雨、時雨雲、時雨傘なども同意の季語です。
時雨は、冬の初めごろに降る雨で、晴れていたかと思うとさっと降り、たちまち上がってしまう雨のこと。朝時雨、夕時雨、小夜時雨は降る時刻によって表したものですね。陰暦10月を「時雨月」とも言います。芭蕉は俳諧においてこの季語を上手に使ったことで芭蕉の忌日を「時雨忌」とも言います。
作者は蕪村の門弟。師同様に唐詩をよくし、「高邁な風流家」と蕪村は評しています。この句では、その時雨が傘(からかさ)の上で、降っているのか降っていないのか、気が付けば月光もさしていると詠っています。
この句は、「春泥発句集」に所収されています。
今日は、小雪。本格的な冬はもうすぐそこまで来ています。
作者くろやなぎ・しょうはの紹介は、2010年11月21日を参照。
(出典:大岡 信著「第四 折々のうた」、岩波新書、1984年刊)
・2019年(再来年)に、天皇の退位、皇太子の即位がオンスケジュールになってきましたね。2つの案があり、4月30日に退位、翌日の5月1日に即位、もう一つは年度替わりの3月31日に退位、4月1日に即位。12月1日の皇室会議で検討されるそうです。さて、元号はどうなるのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2017年11月22日 09:34

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6219