[2017年11月23日]

神の留守野良猫またも子を宿し

鈴木真砂女(1906~2003)

神の留守が冬の季語。
陰暦の10月、日本中の神々は出雲大社に集まり談合をするので、各地の神社は留守になり、どことなく淋しく、がらんとした印象になりますね。おまけに丁度、落葉の季節ですので、余計に淋しさが感じられます。このとき、留守番をする神も考えられていて、恵比須神、荒神様、安芸の宮島の神などは留守番神とされてきました。元来、日本の神は農業に結びついているので、春が来て作物に豊穣をもたらし、秋に帰るという信仰があって、冬の間は村里に神がいないとされていたものが、出雲信仰と結びついて出雲大社に参集するというようになったものと言われています。
この句はその神の留守の間に、また野良猫が子を産んだという面白さが光っていますね。
今日は、勤労感謝の日。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・新潟県の柏崎刈羽原発では、東電の調査で60か所に及ぶ建築基準法違反の防火対策不備が指摘されました。このようなことでは安心して再稼働することはできませんね。

投稿者 m-staff : 2017年11月23日 09:55

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