[2017年11月25日]

ちまちまとした海もちぬ石蕗の花

小林一茶(1763~1827)

石蕗(つわ)の花が冬の季語。石蕗、いしぶき、石蕗(つわぶき)の花なども同意の季語です。
寒い地方を除く、海岸沿いに自生するキク科の常緑多年草。形は菊に似ていますが、葉が厚く光沢があり、蕗よりも濃緑で美しく見えます。11月ごろに花茎を伸ばして鮮やかな黄色の頭状花をつけ、観賞用として庭に植えられています。春になると、若い葉を食用にし、葉には強い抗菌作用があるので薬用にもなります。
この句は、普通、海は広大なものとして考えられますが、それを「ちまちま」と表現したところに面白さを感じます。それは花に禅味があるからで、ひなびた印象を作者は持っていますね。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・この時期になると太平洋側は快晴が続きます。今朝もまことに富士山がきれいに見えます。日本海側の北国は、きっと雪が降っているのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2017年11月25日 09:58

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