[2017年12月01日]

ぽつくりと蒲団に入りて寐たりけり

臼田亜浪(1879~1951)


蒲団(ふとん)が冬の季語。掛蒲団、敷蒲団、羽根蒲団、背蒲団、腰蒲団、肩蒲団、蒲団干すなども同意の季語です。
12月、毎年、何かに追いかけられているような気分になりますね。
蒲団は、1年中利用する夜具ですが、一番ありがたく感じるのは寒さを防ぐために用いる時期ですので、冬の季語になっています。もともと蒲団は、座禅の時に敷物にする小型の円座で、蒲の葉を編んで作りました。これが布で作った方形の座布団になり、褥を経て長方形の敷布団に変わりました。昔は贅沢品でしたが、江戸時代の中期以降、木綿綿とともに発達して一般に広まりました。
この句の「ぽっくり」は、長患いすることなく突然に亡くなることを言います。「ぽっくり逝く」という言葉がありますが、それまで元気にしていたのに、ぽっくりと蒲団に寝て、そのままあの世へ行ってしまいたい、と詠んでいます。
今日は、映画の日、世界エイズデー。歳末助け合い運動開始。
作者うすだ・あろうの紹介は、2005年5月31日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・土地の所有者がわからない「所有者不明土地」の面積が九州に相当する410万ヘクタールに上ると言われています。国土交通省の仕事。国家の財政へ寄与するように推進することが望まれます。

投稿者 m-staff : 2017年12月01日 09:16

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