[2017年12月03日]

吹きあててこぼるる砂や枯芒

松本たかし(1906~56)

枯芒が冬の季語。枯尾花、尾花枯る、芒枯る、冬芒なども同意の季語です。
秋の間は、美しく風になびいていた芒も、冬に入ると霜や冷たい雨に打たれて葉も穂も枯れてしまいます。尾花は、芒の別名で、花穂を雄鶏の尾に見立てたものですね。枯芒は、一見あわれを誘うものですが、冬の日が射して白く輝き、美しい姿に感じるときもあります。
この句は、海辺の砂浜。寒風の中に一叢(ひとむら)の枯芒が、呆然と立っていて、折々風に交じった砂が吹きあたります。ばらばらと音を立てた砂は、やがて芒から零れ落ちます。吹き付けた時とは違って静かにほろほろとこぼれ落ちる様子を微細にとらえています。
作者まつもと・たかしの紹介は、2005年4月18日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・井上康生が監督になってから日本柔道は強くなりましたね。昨日、柔道のグランドスラム東京で、阿部一二三兄と妹の阿部詩選手がそろって優勝。東京オリンピックを目標に精進してほしいですね。

投稿者 m-staff : 2017年12月03日 09:49

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