[2017年12月11日]

葉牡丹やわが想う顔みな笑まふ

石田波郷(1913~69)

葉牡丹が冬の季語。牡丹菜も同意の季語です。
牡丹に似ているのでこの名前がありますが、花ではなく、キャベツの変種です。白葉牡丹、赤葉牡丹のほかに、いろいろな色が混じった五色葉牡丹があります。大振りの縮緬葉の色合いは、どう見ても葉にしか見えませんね。主に装飾用に作られて、新年の飾りになったりします。
この句は、境涯作家の石田波郷にしては珍しい明るい匂いがしますね。葉牡丹の咲いているのを見ていれば、思い出す顔はみな笑っているように見える、と詠っています。
同じ作家に次の句があります。
葉牡丹やしづかに酔ひて同病者  波郷
この句の方が病の軽重がうかがえます。
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年2月3日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・スピードスケートのW杯で女子の小平奈緒選手が1000メートルで優勝、世界新。また2位は高木美帆選手。メダル獲得の期待がかかる来年2月のピョンチャンオリンピックは、本当に開催されるのか心配ですね。

投稿者 m-staff : 2017年12月11日 09:35

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