[2017年12月18日]

山眠るまばゆき鳥を放ちては

山田みづえ(1926~2013)

山眠るが冬の季語。眠る山も同意の季語です。
部屋から見える裏の武山(約200メートル)も眠るが如し、冬の低山は眠っているかのように静かです。
この季語は、「臥遊録(がゆうろく)」にある「冬山惨淡(さんたん)として眠るがごとし」から来ています。落葉した山々が、冬日を受けて、静かに眠むっているように見えるのを言います。春の「山笑ふ」、秋の「山粧ふ」とともに、擬人法による表現ですね。
この句は、山が眠っているように見える中で、それとは対照的に鳶や鷹は空高く飛んでいます。このような元気な鳥を空に放ったのは眠れる山でしょうか。冬の景色を静と動とで対照的にとらえています。
作者やまだ・みづえの紹介は、2005年2月12日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・中国の比較的所得の高い20代から40代までの都市生活者を対象とするJETROの調査で、「中国人が行きたい国」の1位に、日本が初めて選ばれました。これは日中関係の改善が進んだことが影響しています。しかしながら、これを逆に考えると日本人が行きたい国の1位に中国を選ぶかどうかはわかりませんね。

投稿者 m-staff : 2017年12月18日 09:41

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