[2017年12月28日]

不二を見て通る人あり年の市

与謝蕪村(1716~83)

年の市が冬の季語。暮の市、節季市、暮市、歳末大売り出し、師走の市などが同意の季語です。
12月下旬になると、正月を迎えるための注連縄、門松などの飾り物、あるいは新年用の盆栽やおせちの食料品、台所の調度品を売るために立つ市を言います。都市部ではデパートや商店街が歳末大売り出しを開き、クリスマスを当て込んだクリスマス商戦も全国的に華々しく行われますね。一方で、流通形態も変化して、1年中必要なものを特にまとめて買う人が減りつつあるように思います。
この句では、年の市を見ることもなく、富士山を見ながら市を見るという、のんびりした庶民の生活を捉えていますね。冬になると富士山はまことにきれいに見えるものです。
今日で官庁は仕事納め。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月19日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・気象庁の解析によると、今年の世界の平均気温は平年より0.39度高く、3番目の高温になったと発表。これは126年前の1891年に統計を取り始めてから、最も高かった去年の0.45度とおととしの0.42度についで、3番目に高い値となる見通しです。これが原因と思われる異常気象は世界中で発生しています。明日の地球はどうなるのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2017年12月28日 10:03

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