[2018年01月19日]

寒菊や縫ひつつおとす針の錆

加藤知世子(1909~86)

寒菊が冬の季語。冬菊、霜菊も同意の季語です。
寒菊は冬になって咲く品種の名前で、別名を冬菊、霜菊とも言います。寒菊は油菊の園芸品種で、花期が遅く、12月から1月にかけて黄色の花が咲きます。花も葉も小ぶりが特徴。花の乏しいときに咲き、霜が降りても葉や茎がいたみません。寒さのために紅葉するので京都の茶人などに愛されました。
ここでは、その寒菊の咲いている部屋で、作者は縫物をしています。その針にはわずかに錆が付いていて、縫いながらそれを落としてしまおうとしています。日常の生活の一こまですが、わびしくもあり、心の沈むような風景ですね。
この句が作られたのは1981(昭和56)年に作られています。
作者かとう・ちよこの紹介は、2005年7月24日を参照。
(出典:「加藤知世子全句集」、邑書林、1991年刊)
・アメリカ航空宇宙局と海洋大気局は、去年の世界の平均気温は一昨年に続いて2番目に高かったと発表しました。原因は、「二酸化炭素など温室効果ガスを排出する人間の活動が最も大きな要因だ」としています。さあどうするトランプ大統領。

投稿者 m-staff : 2018年01月19日 09:57

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