[2018年02月05日]

よき日和つづきてすらり寒明くる

及川 貞(1899~1993)

寒明くるが春の季語。寒明、寒明ける、寒の明けなども同意の季語です。
「寒」というのは、小寒(1月5日)から始まって、大寒(1月21日)を経て、さらに15日目の節分(立春の前日)までのおよそ30日間。それの終ったことを「寒明け」と言います。しかしながら、現実には寒さが続きますね。この言葉には、耐えてきた寒さへの思いを深くこめた意味を持っています。喜びというよりはむしろほっとした気持ちですね。言葉の響きの上でも、明暗をきっぱりと区切して感覚に訴えています。
この句では、気持ちの良い日和(ひより)が続いていつの間にかすらりと寒が明けたと詠っています。実際とは違った反語的表現ですね。
作者おいかわ・さだの紹介は、2005年8月22日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・「さっぽろ雪まつり」が始まりました。会場は大通会場とすすきの会場。今年で69回目。1954(昭和29)年小学生のころ、雪像づくりに参加し、手袋をしていても指が痛むほどの冷たさに悩まされました。

投稿者 m-staff : 2018年02月05日 09:59

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