[2018年02月10日]

はなびらの肉やはらかに落椿

飯田蛇笏(1885~1962)

落椿が春の季語。椿、白椿、紅椿、藪椿、山椿、八重椿、乙女椿、玉椿なども同意の季語です。
近くの横須賀市西公園には、椿の生け垣が延々続いている場所があり、毎日眼を楽しませてくれます。
ツバキ科の常緑樹。藪椿は、日本列島の海岸地方に多く自生し、山椿とも呼ばれ、椿の代表格。花は赤く五弁で真ん中に雄蕊が柱状に集まり、鳥が蜜を求めにやってきます。秋には、果実が熟すと油を採取します。これが椿油。椿の園芸種は500を超えますが、古くから照葉樹林帯の代表的な灌木で葉が厚く、艶やかですね。花期は長く、冬から春にかけて楽しませてくれます。
この句では、まるで椿を女体のように感じて、落椿の花びらの肉が柔らかいと詠っていますね。
作者いいだ・だこつの紹介は、2005年6月23日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」、講談社、1993年刊)
・ピョンチャンオリンピックの開会式を見ました。長すぎて同工異曲。それよりも心配な話。今後30年以内に南海トラフと根室沖の巨大地震の発生確率が70%から80%に引き上げられました。いったいどのように備えをしたらいいのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2018年02月10日 09:59

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