[2018年02月17日]

呼ぶ声も吹き散る島の春一番

中村苑子((1913~2001)

春一番が春の季語。春一、春二番、春三番も同意の季語です。
春になって最初に吹く強い南寄りの風。2月の中旬から下旬、3月の始めですね。普通は、強い日本海低気圧によるもので、その風で木々の芽がほころび始めます。湿気を含み、裏日本ではフェーン現象を伴い、春先の災害の元になります。この言葉は前から漁民たちに使われていた生活用語から来たものです。桜の咲く前に春二番が吹き、春三番ときには春四番まである年が記憶にあります。
この句は、どこの島でしょうか。春一番によって、誰かに呼ばれていても強風で声が吹き散ってしまうという光景を詠んでいます。
作者なかむら・そのこの紹介は、2005年3月25日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日は横浜で句会。天気は良さそうです。羽生結弦選手の活躍で日本中が湧いていますね。

投稿者 m-staff : 2018年02月17日 08:50

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