[2018年02月21日]

室蘭や雪ふる窓のヒヤシンス

渡辺白泉(1913~69)

ヒヤシンスが春の季語。風信子(ふうしんし)が同意の季語です。
観賞用に愛されていますね。ユリ科の球根多年草。地中海沿岸が原産地。ヨーロッパで品種改良が盛んに行われ、日本には江戸の終わりに渡来しました。秋に植えた球根は芽を出して冬を越します。剣状の葉が根元から数枚出て、その中心から花茎が直立して、紅色、ピンク色、青紫などの一重または八重の花が多くの鈴をつけたように咲きます。花にはよい香りがしますね。鉢植えや花壇などで栽培されるほかに水栽栽培も盛んに行われています。
この句では、北海道の窓の外では雪の降っている室蘭で、そこにヒヤシンスの鉢が、春がなかなか来ない、言っているようですね。
作者わたなべ・はくせんの紹介は、2005年2月13日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・俳人の金子兜太さんが20日に亡くなりました。98歳。一度お会いしたことがあります。まわりを明るくするその存在感に驚きました。忘れられない人です。合掌。

投稿者 m-staff : 2018年02月21日 09:21

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