[2018年03月07日]

おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ

加藤楸邨(1905~93)

おぼろ(朧)夜が春の季語。朧、草朧、鐘朧、影朧なども同意の季語です。
朧は、はっきりしないぼんやりとした様子を言います。朧夜とは、朧月の出ている夜のこと。日中ならば霞のかかった状態ですが,朧夜となると情趣はさらに深くなります。見えている万物が朧ならば、見ている自分も朧。と言いつつも思考は停止せずにもぼろはひとかたまりの朧として追いかけてみたい欲求を句にしていますね。
この句では、言葉以前の大切なものを大事にして、それらに言葉を与えようとしている気概がうかがわれます。
作者かとう・しゅうそんの紹介は、2005年1月22日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・韓国と北朝鮮は、4月に首脳会談を開催することで合意しました。核問題について北朝鮮側は「軍事的な脅威が解消されて体制の安全が保障されるのなら核を保有する理由はない」と表明しています。さて、アメリカと北朝鮮の対話が実現するのでしょうか。まだまだ不透明な時代が続きますね。

投稿者 m-staff : 2018年03月07日 09:38

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