[2018年03月09日]

春疾風富士見たる日を大切に

赤尾兜子(1925~81)

春疾風(はるはやて)が春の季語。
春は突風の吹く季節。特に海岸べりは強風に悩まされますね。
春の強風のこと。突風を春疾風と言います。どちらも雨を伴いませんが、暴風雨となれば「春荒」と呼んでいます。移動性高気圧と低気圧が交互に西から東へ進むのが春の気象。低気圧が日本海を進むときは春嵐が起こりやすくなりますね。寒冷前線が南下すると突風の吹くことがあり、これが「春疾風」。
この句は、まるで三浦半島に住んでいるものに伝えたいような情趣を持っています。毎日、富士山と相模湾を見ている私としては、確かに春疾風に霞んでいる富士山を見た日は気持ち穏やかにしたいと思ったりします。
作者あかお・とうしの紹介は、2005年10月24日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・11日から始まる春場所は横綱が一人も出場しない横綱不在になるかもしれませんね。既に稀勢の里、白鵬が休場、残る鶴竜もわかりません。土俵入りがないと大阪のファンはがっかりしますよ。しかし、たまには面白いかもしれません。

投稿者 m-staff : 2018年03月09日 10:08

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