[2018年03月22日]

春山の空寺喧雀暮れかねて

大須賀乙字(1881~1920)

春山が春の季語。春の山、春嶺、弥生山なども同意の季語です。
春になった山の姿。
この句の「空寺喧雀(くうじけんじゃく)は、人の住んでいない寺の、雀ばかりが騒がしく囀っている様子を言います。そのような寺で、春の日永で、なかなか暮れそうにもない自然の風景とらえています。句の中には、人間を詠むことを否定する作者の姿勢がうかがえます。
この作者には次の句もあります。
春山にひらふ大鷲の抜羽かな  乙字
春の山で大きな鷲の抜けた羽を拾ったというだけで句の大きさが伝わってきますね。
作者おおすが・おつじの紹介は、2011年9月1日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨日は天気予報が大外れ。横須賀にもたくさんの牡丹雪が降りましたが、その雪も夜の間の雨でほとんど解けました。今朝は曇りから晴れてきました。目まぐるしいですね。

投稿者 m-staff : 2018年03月22日 09:50

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