[2018年03月23日]

はるさめやぬけ出たままの夜着の穴

内藤丈草(1662~1704)

はるさめ(春雨)が春の季語。春の雨、春霖(しゅんりん)なども同意の季語です。
静かにしとしとと降り続く雨が春雨。したがって、草木の芽を育て、花の蕾をふくらます雨で、独特な優艶な趣がありますね。春霖は長く降り続く雨のこと。
この句の作者は蕉門で独居の身。春雨が降り続く朝、蒲団をたたむこともなく、起きだしてから、ふと見ると、ぽっかりと自分の抜け出たままの穴が残っています。孤独の中のおかしみを詠っていますね。
今日は、世界気象デー。
作者ないとう・じょうそうの紹介は、2010年6月15日を参照。
(出典:大岡 信著「第四 折々のうた」、岩波新書、1984年刊)
・今日は墓参り。相模原の橋本まで出かけます。帰りはグランダ調布に寄ります。

投稿者 m-staff : 2018年03月23日 09:12

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6362