[2018年03月24日]

雁ゆきてまた夕空をしたたらす

藤田湘子(1926~2005)

雁ゆきてが春の季語。帰雁、帰る雁、雁帰る、行く雁、去ぬ雁、雁の別れ、名残りの雁、いまはの雁なども同意の季語です。
雁は秋の季語。しかし、「雁行く」と「雁帰る」は同義で春の季語。渡り鳥の雁が北へ帰るのが「雁行く」となります。
この句は、みずみずしい抒情の豊かさに感動を覚えます。帰雁は中世の和歌のころからよく使われて来ました。春の夕空を雁が北へ帰って行きます。「したたらす」とあるので、その夕空は冬の乾いた空ではありません。しっとりとした湿った夕空なのです。
今日は、彼岸の明け。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005年4月22日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・クレイジーな米大統領の発言で貿易戦争が始まります。米中、米EU、米日など世界中が貿易戦争で一段と混乱するでしょうね。中国とロシアのトップが体制固めをしている間に、米国はハチャメチャ状態。先が読めませんね。

投稿者 m-staff : 2018年03月24日 10:08

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