[2018年03月26日]

さびしさや撞けばのどかな鐘の音

矢島渚男

のどか(長閑)が春の季語。長閑、のどけさ、のどけし、駘蕩(たいとう)なども同意の季語です。
のどかは、春の長い日の穏やかな気分のこと。天も地も人も、この世のすべてがのんびりしてゆったりしていることを表します。春の季節感の一つに、のどかな心の状態を見つけ、昔から「うらうら」とともに使っている形容ですが、今は春の陽光の明るさをうらうらとして用いて、ゆったりした春の一日をのどかとして使っていますね。「駘蕩」は、そのような春の景色の様相を指しています。
この句では、春のさびしさを紛らわすために撞いた鐘の音は、さびしさを増長するような、のどかな音であった、と詠っています。
作者やじま・なぎさおの紹介は、2007年11月11日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・高梨沙羅選手がW杯今季最終戦で勝利。これで55勝目を挙げました。助走が良くなり、踏み切るタイミングが良くなり、完璧。本来の笑顔が戻りました。

投稿者 m-staff : 2018年03月26日 09:25

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