[2018年04月14日]

幸を撒くごとく影置くはこべらに

藤田湘子(1926~2005)

はこべらが春の季語。繁縷(はこべ)、うしはこべ、花はこべなども同意の季語です。
ナデシコ科の越年草で、道端や畑など、いたるところに自生しています。春の七草のひとつ。冬の内に浅い緑色を保っています。10センチほどの茎は地上を這って、4月ごろに白い小さな花を咲かせます。なかなか上品な花で尖った葉も愛らしく見えます。花が終わると柄が下を向いて種をつけるので摘み取って鶏や小鳥に与えます。
この句では、はこべらに幸いを撒いたように影を置いて、陽が射して一面に咲いている、と詠っています。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005年4月22日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2001年刊)
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投稿者 m-staff : 2018年04月14日 09:52

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