[2018年04月17日]

白藤や城落ちし跡何もなし

北野民雄(1913~88)

白藤が春の季語。藤、藤の花、山藤、野藤、藤浪、藤棚、藤房、藤見なども同意の季語です。
毎年の楽しみの一つは、近くのクリーニング屋さんの裏の崖に、紫の衣を広げたような山藤が咲きます。今年もその季節となり、少しずつ紫色が垂れてきました。
マメ科の落葉低木。野山に自生する蔓性の植物で、蔓は右巻きに伸びて物に絡みつきます。4月ごろ、枝先に香りのある紫色花をたくさんつけます。
この句の白藤は、山藤の変種。西日本に多い山藤は蔓が左巻きで花が比較的大きく、古くから棚を仕立てて観賞用に栽培されてきました。落城した城跡には何もなくただ白藤が咲いている、と詠っています。
作者きたの・たみおの紹介は、2006年8月2日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・学習院大学出身の川内優輝選手が、第122回ボストンマラソンで悪コンディションのなか、2時間15分58秒のタイムで初優勝。瀬古選手以来、31年ぶりの快挙。彼は信念のひと、おめでとう。

投稿者 m-staff : 2018年04月17日 09:22

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