[2018年05月02日]

春愁の昨日死にたく今日生きたく

加藤三七子(1925~2005)

春愁(しゅんしゅう)が春の季語。春愁(はるうれい)、春愁ふ、春恨、春の恨み、春思う、春かなし、春怨なども同意の季語です。
春は、花が咲き満ちて、小鳥が囀り、日の光りも明るくて、心の浮き立つ季節なのに、ふと物思いに誘われたり、つかまえ所の無い悲しみを覚えたりするのが春愁です。古の歌人も抱いた哀感のころです。「五月病」といって、4月に新しく入った学生や社員などが、5月のころになるとしばしば現れる神経症的現象がありますね。
この句では、五七五の下五が「今日生きたく」と字余りになっているところに、作者の心のゆらぎを感じますね。
今日は、八十八夜。立春から88日目。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」、邑書林、1996年刊)
・八十八夜というのは、立春から数えて88日目からきています。「八十八夜の別れ霜」と言い、この日以降は降らなくなると言われています、種まき、養蚕、茶摘みなど農事が忙しくなりますね。さて、エンジェルスの大谷選手は5番DHで先発します。

投稿者 m-staff : 2018年05月02日 09:53

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