[2018年05月03日]

貝のひも噛みゐて春も尽きんとす

伊藤通明(1935~2015)

春も尽きんが春の季語。春尽く、晩春、季春、末の春、春終るなども同意の季語です。
味わい深いものに「貝のひも」がありますね。ホタテ貝や赤貝などの外側の部分にあり、食べるのにも難儀します。口の中に入れて舐めてもかじっても上手く喉を通すところまでにはゆきません。引き裂いたり、引きちぎったり、すりつぶすなどをまとめて「噛む」と表現しますが、貝のひもは簡単には始末のつかないものです。そんなこんなで食べるのに時間がかかります。そうこうしているうちに春も終わってしまう、と作者は慨嘆しています。
作者は、惜春の情が強く、それを容易に噛みつくせない貝のひもの未練の味で表現しています。
今日は、憲法記念日。博多どんたく。
作者いとう・みちあきの紹介は、2008年8月29日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・シカゴ・カブスのダルビッシュ投手はどこか体調不良。今朝、今シーズンの3敗目を喫しました。まだ勝ち星はありません。さあ、マドン監督の采配が注目。一方、エンジェルスの大谷選手はア・リーグの4月の月間MVP、当然でしょう。6年まえにダルビッシュももらっています。

投稿者 m-staff : 2018年05月03日 09:20

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