[2018年06月12日]

物言はぬ独りが易し胡瓜もみ

阿部みどり女(1886~1980)

胡瓜もみが夏の季語。瓜揉、瓜揉む、揉瓜、瓜刻む、瓜膾なども同意の季語です。
夏になるとよく食膳に出されるの料理が胡瓜揉み。胡瓜を薄く刻み、塩で軽く揉み、水気を絞って盛り付けます。そこへ醤油または酢、あるいは味噌酢を入れて和えて食べます。さっぱりした風味とと見た目の涼し気な味わいは、食欲の減退す夏場の食卓にふさわしいものですね。
この句は、独りでもくもくと胡瓜揉みをしている作者の平明な言葉によって、そのときの気分まで表現していて共感を覚えます。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた1」、岩波新書、1994年刊)
・シンガポールで歴史的な米朝首脳会談が始まりました。書割はどの程度煮詰まったでしょうか。それはトランプ大統領と金委員長の胸先三寸。いずれにしろ朝鮮半島の平和が一番。

投稿者 m-staff : 2018年06月12日 09:35

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6447