[2018年06月16日]

十薬の花まづ梅雨に入りにけり

久保田万太郎(1889~1963)

十薬の花が夏の季語。十薬、どくだみも同意の季語です。
湿ったところでどこでも見かけますね。どくだみ科の多年草。白い地下茎から薩摩芋のような葉が出て、花が咲きます。花は白く4枚の花びらがあるように十字形を示しますが、実は花びらではなく苞片で、その上に穂のようなところが花です。悪臭をもって知られていますね。十薬というのは十種の薬効があるからと言われています。
どくだみというのは毒を矯めるということからきています。
この句は、梅雨のころに十薬の花が咲き始めることからきています。まことにその通りの写生句ですね。
同じ作者に次の句があります。
十薬の雨にうたれてゐるばかり  万太郎
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日は横浜で句会。サッカーのスパースター、ロナウド選手がハットトリック。ポルトガルとスペインは引き分け。面白い。

投稿者 m-staff : 2018年06月16日 08:30

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