[2018年06月23日]

草いきれ人死居ると札の立つ

与謝蕪村(1716~83)

草いきれが夏の季語。草いきり、草の息も同意の季語です。
夏草の生い茂った草むらが日にやかれて、むせるような匂いと湿気を発することを言います。「いきれ」とは、蒸されるような熱気のこと。草の激しい生命力に圧倒されますね。
今の記述では「人死に居ると札の立つ」となりますね。むんむんと草のいきれの野道を歩いていると、一札が立っていて、ここに人が死んでいて屍が横たわっているとあります。作者は不気味な実地に出会って、ぎょっと足を止めたに違いありません。しかし、その瞬間に足早にその場を通り過ぎながら、この現実を非情に詠んでいます。
今日は、沖縄慰霊の日。また、オリンピックデー。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月19日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・2018FIFAワ―ルドカップ、ブラジルが2戦目で初勝利。ブラジルが攻める、コスタリカが守る。アディショナルタイムにゴール前の混戦でドラマが起きました。勝利の後はネイマールの涙。ロシア大会一番の好試合でした。

投稿者 m-staff : 2018年06月23日 09:41

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