[2018年07月27日]

夕顔のひらきかかりて襞ふかく

杉田久女(1890~1946)

夕顔が夏の季語。夕顔の花、夕顔棚も同意の季語です。
朝顔の開くところは早朝なのでなかなか見る機会が少ないのですが、夕顔の開く状態は気を付けていれば見ることができますね。ことに夕顔は朝顔よりも大輪なので、その開く姿は息をのむほどに美しく見えます。ウリ科の蔓性1年草。果実から干瓢を作るために畑で栽培されています。白い合弁花が夕方から開き、翌朝にはしぼみます。大きな果実の薄くひいて天日に干しあげたものが干瓢です。花が夕方に開くのでこの名前がありますが、「源氏物語」以来詩歌に数多く登場していますね。
この句は、開きながらもなお、刻まれている襞(ひだ)を残している姿を詠ったもので、よほどの観察力がなげれば気が付かないものです。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昨日からちょっぴり涼しくなりました。台風12号の影響でしょうね。27日の夜中に12時ごろから雨が降り出して、28日は雨風が強くなり、それが29日まで続きます。涼しくなるのはいいのですが、台風の被害が心配ですね。

投稿者 m-staff : 2018年07月27日 09:55

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