[2018年08月12日]

水引のまとふべき風いでにけり

木下夕爾(1914~65)

水引(みずひき)が秋の季語。御所水引、金水引、銀水引、水引草なども同意の季語です。
水引の花は、見る場所によって微妙に変化しますね。木漏れ日や光の流れに輝き、風に吹かれている様子は美しいものです。
タデ科の多年草。山野に自生し、庭などでも見かけます。鞭状にしなる30センチほどの細長い花穂に、小粒の赤い花を点々とつけ、花穂を上から見ると赤色、茎をまげて下から見ると花は白色で、この状態が祝儀に用いる紅白の水引に似ているのでこの名前がありますね。白色のものを銀水引、紅白まじりを御所水引、黄色のものを金水引と言います。
この句は、ありのままの姿をさらりと句に仕上げています。「まとふべき風」が秀逸です。
今日は、徳島阿波踊り。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故から今日で33年となりました。10日には群馬県の防災ヘリコプターが山中に墜落、何かの宿縁を感じます。

投稿者 m-staff : 2018年08月12日 09:49

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