[2018年08月17日]

まだ鳴かぬ鈴虫忘れられさうに

稲畑汀子

鈴虫が秋の季語。
この虫は、8月中旬ごろから10月いっぱいまで草むらで鳴いていますね。こおろぎに近い種類で、黒く西瓜の種に似ています。鳴き方はリーンリーンと鈴をふるようで美しく聞こえます。平安時代には松虫と言われ、松虫は逆に鈴虫と言われたそうです。多くの日本人に愛されてきた虫で、籠やまた、孵化させるために甕に入れて飼われました。
この句では、まだ鳴かない鈴虫は籠に飼われて鳴くのを待たれています。今日は鳴くだろう、そう期待していても時は過ぎて行きます。それでも鈴虫は一向に鳴きません。期待する緊張がゆるんできます。「忘れられそうに」なってようやく鈴虫は鳴き始めました。
作者いなはた・ていこの紹介は、2005年3月20日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・トランプ大統領に抗議の社説を、全米300を超える新聞社が紙面やウェブで一斉に掲載しました。ようやく少しずつアメリカ人は目を覚まし、行動に移ります。それでなくては世界の盟主にはなれません。

投稿者 m-staff : 2018年08月17日 09:34

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