[2018年08月23日]

若くて俗物こおろぎの土塊草の中

金子兜太(1919~2018)

こおろぎ(蟋蟀)が秋の季語。ちちろ虫、ちちろ、つづれさせなども同意の季語です。
秋に鳴く虫の中でもっともよく聞くのはこおろぎで、立秋から晩秋まで鳴いていますね。日本には10数種類がいます。大型のえんまこおろぎはコロコロ、コロコロ、リーリーと鳴くのはつづれさせこおろぎ、チ、チ、チはおかめこおろぎ、みつかどこおろぎなどですね。ふつう全体に夜になって鳴きますが、晩秋になると昼でも鳴いています。
この句では、こおろぎを人間に例えて、若くて俗物、草の中の土塊(つちくれ)で、しょうもなく鳴いている、とからかっています。
今日は、処暑。暑さがおさまる意味。涼風が心地よく、収穫も目前ですが、台風襲来の時期と重なりますね。
作者かねこ・とうたの紹介は、2005年1月27日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・地上では「金足旋風」が吹いていますが、台風20号が四国、近畿に暴風雨をもたらして大荒れの天気予報。降り始めからの雨量が1000ミリに達するとされています。十分な警戒が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2018年08月23日 09:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6526