[2018年08月24日]

やがて見よ棒くらはせむ蕎麦の花

西山宗因(1605~82)

蕎麦の花が秋の季語。花蕎麦も同意の季語です。
タデ科の1年草。原産地はアジアの北部で日本へは10世紀ごろに渡来したと言われています。茎は高さが30センチから60センチ、淡緑色で節は赤みを帯びていて、花は葉腋から出た茎の先に短い総状に白い五弁の小花を固まってつけます。花の後の実から蕎麦粉を作り食用となります。
作者は、談林派俳諧の祖。井原西鶴、小西来山、池西言水、椎本才麿、さらに松尾芭蕉もその門流から出したほどの巨匠。談林俳諧は新味の追求の余り、遂には異様難解の作品を山のように築いて崩壊しました。
この句では、白く咲いた蕎麦の花を前にして物騒なこと言っていますが、ここで言う棒とは蕎麦の脱穀に使う殻竿(からさお)のことです。
この句は、「梅翁宗因発句集」に所収されています。
作者にしやま・そういんの紹介は、2013年1月24日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた2」、岩波新書、1995年刊)
・台風20号が日本海を北上しています。記録的な大雨が近畿地方で降りました。その結果はまだ判然としませんが、大きな災害がなければいいのですが。一方、ハワイでは珍しくも大型ハリケーンが接近中。異常気象が各地で起こっていますね。

投稿者 m-staff : 2018年08月24日 10:02

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6527