[2018年08月25日]

物の音ひとりたふるる案山子かな

野沢凡兆(?~1714)

案山子(かがし)が秋の季語。かかし、捨案山子なども同意の季語です。
稲をはじめとする農作物を鳥獣の害から守るために、竹または藁などで作られた人形のこと。これは蓑笠を着せたり、ボロをまとわせたりしたものを田畑の畔などに立てて鳥獣を威したりするもの。「かがし」と濁るのが正しく、その語源は、もとは鳥獣の毛や肉を焼いてその悪臭によって「嗅(か)がす」にあります。
この句では、はじめに「物の音」と据えて、何の音だろうといぶかしくさせ、何気なく振り返ってみるとすでに無用となった案山子の倒れる音であったと気づかせます。人気のない秋の情景を見事にとらえていますね。
作者のざわ・ぼんちょうの紹介は、2007年9月4日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・アジア大会では、競泳の池江璃花子選手が日本選手として1大会最多の6つの金メダルを獲得。これはものすごいことですね。何よりあの笑顔が素晴らしい。

投稿者 m-staff : 2018年08月25日 09:55

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