[2018年08月26日]

夫旅にある夜秋燈をひきよせて

山口波津女(1906~85)

秋燈(しゅうとう)が秋の季語。秋の燈、秋燈(あきともし)なども同意の季語です。
秋の夜にともる燈は、爽やかに乾いた大気と呼応して、冷たく澄んで見えますね。四季の内で、春燈は艶な感じに対して、秋が最も人を思索的にします。ことに秋燈下の読書は精神的にも集中することができ、はかどりますね。折から夜は長く、遠い昔を思い出しながらしみじみとしてしまいます。
ところでこの句では、夫(つま)が旅に出て、ひとり寂しく留守を守っている妻の姿が浮かんできますね。夫は俳人の山口誓子。
作者やまぐち・はつじょの紹介は、2006年6月16日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・連れ合いが軽井沢へ2泊旅行に出かけました。まるで我が家は掲句のような状態です。関東甲信越は今日も猛烈な暑さ、最高気温が39度の予想も出ています。熱中症に厳重警戒を。

投稿者 m-staff : 2018年08月26日 10:36

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