[2018年08月30日]
鳳仙花大雨のあとを残しけり
波多野爽波(1923~91)
鳳仙花(ほうせんか)が秋の季語。爪紅(つまくれない)、つまべに、つまぐれなども同意の季語です。
庶民的な花でどこでも見かけます。あらたまっていないところがいいですね。この花が咲きだすと風景が庶民的になります。ツリフネ草科の1年草。草の丈は60センチほど。葉の付け根に赤、白、ピンク、絞りなどの花を開かせます。女の子が赤い花で爪を染めて遊ぶところから、つまべに、つまくれないの名前があります。
この句は、庭に咲いている鳳仙花が昨夜の大雨のあとを残しながら強く咲いていると詠っています。
作者はたの・そうはの紹介は、2005年3月15日を参照。
(出典:蝸牛社編集部編「新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・アジア大会も残りあとわずかになりました。それにしても日本は陸上競技にもっと力を入れるべきでしょうね。
投稿者 m-staff : 2018年08月30日 09:37
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