[2018年09月02日]

風の盆八尾は水の奔る町

澤木欣一(1919~2001)

風の盆が秋の季語。富山おわら風の盆、おわら祭、八尾の廻り盆なども同意の季語です。
富山市八尾町で9月の1日から3日までの3日間、「越中おわら節」を歌い、踊明かす行事。二百十日の風除けの風祭と盂蘭盆の納の行事が習合したもの。胡弓の調べと哀調のある歌を町の至る所で聞くことができます。この頃は踊の皆さんが見物人の多さにいささか辟易しているようです。
この句では、八尾が豊かな水の出る町としながらもまた、水害を起こすことも多いと聞いています。作者は富山市の生まれ、金沢で長らく大学の先生をしていました。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・毎日の猛暑にいささか夏バテ気味。暑さに体がついてゆかず、熱中症らしき体調の変化にうろたえています。今日は雨で涼しくホッとしています。ヤンキースの田中投手がようやく10勝目を挙げました。

投稿者 m-staff : 2018年09月02日 10:30

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