[2018年09月15日]

病ひよき妻ゆゑ眩し青瓢

成田千空(1921~2007)

青瓢(あおふくべ)が秋の季語。瓢、ひさご、瓢箪(ひょうたん)、百生り、千生りなども同意の季語です。
近くの農場の畑棚に青瓢がいくつもぶら下がっているのを見かけました。
瓢は、夕顔の一変種。果実の中央がくびれ、独特の形になるため、ひさご、ふくべの名前の元に、古くから酒、飲料水の容器として利用され、親しまれてきました。棚づくりされた瓢は、瓢箪型の青い実となって垂れ、白い花をつけます。百生り、千生りという名のある通り多量の実をつけ、熟すると口を切って水につけます。中の果肉を取り、乾燥すると瓢箪になりますね。
この句は、病で臥せっていた作者の妻が青瓢の元気の良さを感じていささか明るくなった、と詠っています。
今日は、京都石清水、鎌倉鶴岡八幡宮大祭、大阪岸和田だんじりなど。
作者なりた・せんくうの紹介は、2006年3月28日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・強烈な台風22号は、フィリピン北部に上陸し、その後、香港に接近するそうです。アメリカではハリケーン・フローレンスがノースカロライナ州に上陸。非常事態宣言の状態です。異常気象が異常気象と呼ばなくなった状態を恐れます。

投稿者 m-staff : 2018年09月15日 09:29

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