[2018年09月16日]

寝つづけて夕べとなりぬ秋の雨

吉野左衛門(1879~1920)

秋の雨が秋の季語。秋霖(しゅうりん)、秋黴雨(あきついり)、秋雨なども同意の季語です。
この頃は、天気予報で雨と言っても、しとしとと1ミリほどの状態が続きます。春雨と同じく、夏、冬の季節風の交代する、定風の無い凪の時期に、所々に小さな低気圧が生じ、そのため曇りがちで小雨の降る時期が続きますね。じとじとと梅雨のように降り続くことが多いので、秋霖とも秋黴雨とも言います。
そのような時期に、夏の疲れが出て寝続けているとそれに合せて一日中雨が降っている、と詠っています。うそ寒く淋しい感じで沈んだ気持ちになる状態がよく表されていますね。
作者よしの・さえもんの紹介は、2017年3月25日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今年の夏は、猛暑と過去最多の台風で記録ずくめとなりました。特に東日本では平均気温が高く、各地で記録的な猛暑となったほかに台風は18個発生して過去最も多い記録と並びました。夏バテからようやく元気になりましたが、体調を管理することの大事さを思い知らされました。

投稿者 m-staff : 2018年09月16日 10:02

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