[2018年09月21日]

露散るや提燈の字のこんばんは

川端茅舎(1897~1941)

露散るが秋の季語。露、白露、朝露、夜露、露の玉、露けし、露時雨なども同意の季語です。
露は、夜晴れていて風の無いとき、放射冷却によって地面が冷えると、それに接する空気が冷えて、含まれている水蒸気が水滴になり生まれます。秋になると多いので秋の季語になっています。一面に降って、時雨のようになるものを「秋時雨」と言います。
この句の「提灯の字」というのは屋号のことでしょうね。草の茂っている道で、お互いに提灯を持って、道を譲りあおうとしたとき、草の露が降りかかりました。お互いに今晩は、と声を掛け合います。まことに軽妙な句ですね。軽いユーモアが感じられます。
同じ作者に次の句があります。
金剛の露ひとつぶや石の上  茅舎
多くの歳時記に取り上げられている句です。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・涼しくなりました。北海道の大雪山国立公園の旭岳では初雪が降りました。この夏の猛暑が懐かしく感じられますね。これからは一雨ごとに涼しくなります。体調の変化に注意しましょう。

投稿者 m-staff : 2018年09月21日 09:47

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