[2018年10月02日]

草の実も人にとびつく夜道かな

小林一茶(1763~1827)

草の実が秋の季語。草の実飛ぶも同意の季語です。
野生の名も知らない雑草は、秋になると花を開くものが多くありますね。その上、晩秋になると思い思いに実を結びます。道端の目立たない草が実を付けているのは、可憐で小鳥が草の間で啄んでいる姿を見かけることがあります。
この句では、夜道を歩いていて着物の裾に草の実が付きました。夜道の暗さは、心細くて何にでも縋りつきたくなる気持ちになりますね。主題は夜道ですが、「人にとびつく」が一茶らしく面白い表現です。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、京大特別教授の本庶佑先生が選ばれました。免疫の働きを抑える物質を発見し、がんに対して免疫が働くようにする新たな治療薬の開発に貢献したことに寄ります。ノーベル賞の候補に以前から挙がっていて何時受賞しても良い状況だったようです。庶民に役立つ研究、おめでとうございます。

投稿者 m-staff : 2018年10月02日 09:18

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