[2018年10月05日]

久闊や秋水となり流れゐし

星野立子(1903~84)

秋水(しゅうすい)が秋の季語。秋の水、水の秋なども同意の季語です。
秋になると、川や池の水、水道水でも、みな澄んで冷やかな感じになりますね。
この句では、珍しい言葉、久闊(きゅうかつ)を使っています。意味は、久しく合わない、また便りをしないこと。「久闊を叙する(ご無沙汰のあいさつをする)」という言い方で使われますね。この句の切れ字「や」には、久しぶりに音信があったか会えたかした友人への懐かしい気持ちが込められています。思い返してみれば、それぞれに音信は絶えていてもお互いに秋水のように澄んだ水のように流れていたと詠っています。
この句は、1950(昭和25)年刊行の句集「笹目」に所収されています。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:大岡 信著「第七 折々のうた」、岩波新書、1989年刊)
・台風による「塩害」によって停電がよく起きているようです。今朝は千葉県で1万戸の停電。横須賀でも朝6時ごろ5分ほど停電しました。一方で、台風25号により沖縄県では1万7000戸が停電しています。お風呂には水を張っておきましょう。

投稿者 m-staff : 2018年10月05日 09:37

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