[2018年10月09日]

稲刈のあいのはなしや高笑ひ

杉山杉風(1647~1732)

稲刈が秋の季語。稲刈る、田刈、刈稲、稲束なども同意の季語です。
今年は、気候が安定しないので、どの農家も空ばかり見上げていることでしょうね。稲刈りは、8月の終わりごろから始まり、11月中旬には刈り終えます。10月は稲刈りの最盛期です。田植とともに農繁期であり、誠に気ぜわしい季節。現在では、刈ることも運ぶのも機械化によってなされていますね。
この句は、江戸時代の刈り入れ時の農家の話。人々は仕事に追われ疲れ果てて笑いも少なくなります。そのような稲刈りの最中でも、話に巧みな人がいてみんなを笑わせます。「あい」というのは滑稽な寸劇の間狂言(あいきょうげん)のこと。その内容がよほど可笑しかったのでしょうね。急に高笑いする人もいて、忙しさの中にもホッとする一時を句に仕上げています。
同じ作者に次の句があります。
里々の田刈祝ふや猿廻し  杉風
ここでは猿廻しが人々を楽しませてくれます。
作者すぎやま・さんぷうの紹介は、2013年6月12日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・ナショナルリーグの代表決定戦は、ブルワーズとドジャースに決定しました。アメリカンリーグは、アストロズが決定。もう一つの席をいま、ヤンキースとレッドソックスが争っています。

投稿者 m-staff : 2018年10月09日 09:39

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